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ハードディスクを選ぶ

ハードディスクは最新のものであればどのベンダーでも構わないと思いますが、7200回転以上キャッシュ8Mのものが良いと思います。

137Gを超えるドライブは48ビットLBAに対応したBIOSを使用し、WindowsXPであればSP1が当たっていないとレジストリをいじらないといけませんがSP1であれば137G以上のドライブは認識するようです。ただしスタンバイや休止したときにデータの破損が発生する場合がありますのでこちらのパッチを当ててatapi.sysをバージョン(5.1.2600.1135)にする必要があります。
「スタンバイまたは休止状態に入るとハード ディスクが破損する」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;331958
またはこちらの「複数のATAドライブを搭載したコンピュータがS1電源状態に入る際の問題」
http://support.microsoft.com/?kbid=812415
のパッチを当てるとatapi.sysのバージョンがスタンバイの不具合解消パッチの5.1.2600.1135よりも高い5.1.2600.1164になります。(なおこのパッチはWindows2000SP4に含まれています)
Windows2000のSP4では特に何もしなくても、48ビットLBAに対応したBIOSを使用しているだけで137G以上のドライブは認識するみたいです。(最近のマザーボードはほとんど対応しています)

ただしレジストリ値
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Atapi\Parameters\
に「EnableBigLba」というキーがありその値が「1」になっていなければ137GB以上のパーティションサイズの領域があれば壊れてしまいます。137GB以下のパーティションサイズしかない場合は問題ないですが、例えば250GBのハードディスクを使うとしてパーティションを切らずに250GB一つにする場合EnableBigLbaの値が1でないとかなりの確率でパーティションが壊れます。50GB、100GB、100GBと三つに切ってある場合は問題ないです。各チップセットドライバをインストールしたときにこのキーを作りセットしてくれるものもありますが、VIAの4in1などやってくれないことが多いので大きなハードディスクでパーティションを切らないで使用する場合は要注意です。今160GBあたりがトータル的にお買い得なのでパーティション切らないという場合は確認した方が良いと思います。

RAIDは今時のハードディスクは速いのでよほどの大トラック数(100Tr同時録音など)しない限り数十トラック なら必要ないと思います。パラレルATAのRAIDは導入によって余計なトラブルを引き起こすことがありますのでおすすめできません。
シリアルATA(SATA)は扱いが、OSのインストール時など少し面倒なことがありますのでパラレルATA100(ATA133)で良いでしょう。 SATAの導入自体はマザーボードのマニュアルを熟読すればさほど難しくないと思います。DAWの作業用などは出来ればSATAの方が良いと思います。Intelのi9xxマザーボード(LGA775ソケット)ではハードディスクはSATAが標準になり基本的にパラレルATAのハードディスクは接続しませんのでハードディスクはフルSATA環境になると思います。

音は連続したデータでスムーズに流れることが大切です。
1秒間に流れるデータは16bit/44.1kHzモノラルで88.2kB/secになります。
計算式は(周波数) x (ビット) x (トラック) / 8(単位の変換でbitをbyteにしています)で求められます。
96KHz32bitでも64Tr(モノラル)で大体24.5MB/secになります。
これは単純計算でそのほかアプリケーションが使う帯域やOSなどの絡みがあり計算どうりには行きませんが大体予測はできるとおもいます。ベンチマークなどでシーケンシャルとランダムとありますが、上記のように音は連続したデータですのでほとんどシーケンシャルになります。
参考程度にベンチマークでSeagateの7200.7(80Gプラッタ)、キャッシュ8Mの120Gのシーケンシャルリードとライトは50MB/secぐらい出ています。 最新のハードディスクでしたら他社もこれに近いと思います。

後は最近のハードディスクは熱を持ちますので廃熱には注意しましょう。
ハードディスク自体の寿命のことだけでなくサーマルキャリブレーションの影響でディスクが限界ぎりぎりで動作している場合音飛びの原因になることがあります。

ハードディスクにはパラレルATAやシリアルATA以外にSCSIがありますが、24/96などで大トラックのプロジェクトの場合、停止から再生までのレスポンスが悪くなることがあります。ファイルに対して食いつきが良いと言いますか、初動が速いのでこういう時はSCSIにある1万5千回転のものを選ぶと再生停止のレスポンスが改善すると思います。ただ初動が速いだけで再生し続けるには上記のように現在のATAドライブでも十分だと思います。大トラックのプロジェクトが多く停止、再生のレスポンスの低下が気になる方はSCSIを検討されてみても良いと思いますがIDEに比べて容量での価格差は10倍程度SCSIの方が高額になります。もしSCSIドライブを導入されるなら内蔵ハードディスクドライブはすべてSCSIにしてください。バックアップ用にリムーバブルドライブなどはIDEでもOKです。SCSIのRAIDは否定しませんが手間は変わりませんのでちょっと煩わしいかもしれません。

高回転モデルと言えばWesternDigitalのSATAで1万回転のWD740GD(74GB)やWD360GD(36GB、流体軸受けのWD360GD-50GHA2という型番を推奨)というものがあります。価格はWD740GDで現在大体2万5千円ぐらいからですので、SATA7200回転モデルの250GBが軽く買えてしまう価格ですが、SCSIと比較すると別途SCSIインターフェイスが必要でなくドライブ自体も少し安価です。(SCSIの1万回転の74GBモデルは3万5千円ぐらいからです)

上記食いつきの良さや音ネタの読み込み等も速いのでVSTiなど音のプログラムを変えるときなど一瞬ぐっと引っかかるようなものでも1万回転のものだとストレスなく変わりますので細かいですが、この辺が気になる方はSATAの1万回転モデルを検討する価値はあると思います。(ただ少しうるさいのが欠点です。WD740GDなど流体軸受けを採用していますのでうるさいといっても爆音と言う感じではなく最新の他のハードディスクより少しうるさいかな?と言う感じです)

現在SATAで1万回転モデルを出しているのはWesternDigitalだけで他のSeagateやHGST、Maxtorなどは出していません。これは他のベンダーは1万回転モデルにSCSIがあるためで利益の薄いATAより利益が厚いSCSIで出したいというのがあると思いますので今のところWesternDigital以外から出るような気配はないです。高回転のSCSIは現在のパラレルSCSIのシリアル版であるSerial Attached SCSI(SAS)で出すようです。(SCSIの後継ですので価格帯も同じような感じになるようです。)WesternDigitalはSCSIのドライブを製造していませんので1万回転モデルをSATAで出すことができたようです。ちなみにWesternDigitalの1万回転モデルは今年中に148GBのモデルを出す予定のようです。


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